セキュリティー

パソコンへの基本的な対策

ここでは具体的にお客さまのパソコンをさまざまな脅威から守るための対策を説明します。

【対策1】 欠陥を修正するプログラムを適用する
【対策2】 ウイルス対策ソフトを導入する
【対策3】 ファイヤウォールを導入する


【対策1】 欠陥を修正するプログラムを適用する

パソコンがインターネットに接続している間には悪意ある者により不正アクセスを受けたり、巧妙な仕組みが組み込まれたホームページや電子メールを見ただけでウイルスに感染したり、重要な情報が漏えいするといった危険が常にあります。

これらの原因となるのは、ウィンドウズをはじめとした OS(基本ソフト)やインターネットエクスプローラーなどのブラウザに存在する欠陥(セキュリティホール)を狙ったものがほとんどです。

ウィンドウズの発売元であるマイクロソフトは、Windows Update(ウィンドウズアップデート)という仕組みを使って、この欠陥を修正するプログラムを配布しています。

お客さまのパソコンを守るために、この仕組みを利用して安全対策を施すように心がけましょう。 Windows Update のご利用方法については下記のホームページをご覧ください。

・Windows XP の場合
http://support.microsoft.com/kb/873475/JA/
・Windows98・2000・Me の場合
http://support.microsoft.com/kb/830673/JA/

マイクロソフトは月一回、修正プログラムを公開しています。修正プログラムが配布される際に公開された欠陥に関する情報は、悪意ある者にとっては恰好のヒントとなります。

お客さまがが安全にインターネットをご利用するには、修正プログラムが公開されたらできるだけ速やかに修正プログラムを適用するようにしてください。

■関連ホームページ
・Windows Update(マイクロソフト)
http://update.microsoft.com/
・今月のセキュリティー更新プログラム(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/security/default.mspx
・初めての手順書 第2回 Windows Update(All About Japan)
http://allabout.co.jp/computer/netsecurity/closeup/CU20021206B/index.htm


【対策2】 ウイルス対策ソフトを導入する

コンピュータウイルスは、パソコンの動作の妨害を妨害したり重要なデータを削除したり、他の方のパソコンやインターネットサーバに不正アクセスや感染を広げるように設計された不正なプログラムです。

コンピュータウイルスに感染すると、パソコンにのような症状がみられます。

  • パソコンが起動しなくなる
  • パソコンの動作が遅くなったり頻繁に停止する  
  • エラーメッセージが頻繁に表示される
  • パソコンが第三者によって不正に操作され、大量のメールを送信される

ウイルスによる被害からお客さまののパソコンを守るためには、ウイルス対策ソフトをご利用いただくことが必要不可欠です。

ウイルス対策ソフトは、パソコンを取り扱っている電気店などで販売されています。またパソコン購入時に導入されているものもあります。ご利用のパソコンにウイルス対策ソフトを導入すると、このソフトが常時パソコンを監視しウイルスの進入や感染をブロックします。

コンピュータウイルスの種類は日々増えています。ウイルス対策ソフトをご利用いただく際には、最新のウイルスに対応できるようにソフト内のウイルスデータベースを常に最新の状態に保つことも大切です。このデータベースは、ウィルス対策ソフトの操作で更新することができます。また最近のウイルス対策ソフトでは、自動で更新するものもあります。

代表的なウイルス対策ソフトをご紹介いたします。

■代表的なウイルス対策ソフト
・ノートンアンチウイルス(シマンテック)
http://www.symantec.co.jp/region/jp/products/nav/
・トレンドマイクロウイルスバスター
http://www.trendmicro.com/jp/products/desktop/vb/evaluate/overview.htm
・マカフィー・ウイルススキャン
http://www.nai.com/Japan/mcafee/virusscan.asp

ウイルス対策ソフトを導入すると、ほとんどのウイルスからパソコンを守ることができますが、完全に防御できるとは限りませんので、怪しげなホームページや、心当たりのない差出人からのメールや不穏な添付ファイルは開かないことをお勧めします。宛先や件名、差出人などが空白のメールには特に注意してください。
各ウイルス対策ソフトの発売元が体験版を提供しています。詳しくは下記のホームページをご覧ください。
■セキュリティ ソフトウェア : ダウンロードとトライアル
http://www.microsoft.com/japan/athome/security/downloads/default.mspx
※30日間無料試用ができます

■関連ホームページ
・ウイルス対策ソフトウェアに関する FAQ(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/athome/security/protect/antivirus.mspx
・コンピュータ ウイルスとは
http://www.microsoft.com/japan/athome/security/viruses/intro_viruses_what.mspx
・ネットトラブル回避の為のルール集の種類と対策 必読!ウイルスの種類と対策
http://allabout.co.jp/computer/internetlife/closeup/CU20041013B/index.htm


【対策3】 ファイヤウォールを導入する

パソコンがインターネットに接続している間には、悪意ある者により不正アクセスを受けたり、ウイルスの感染を受ける危険に常にさらされています。

そこで、お客さまのパソコンを不正な攻撃から守る仕組みとして「ファイヤウォール」があります。 あなたのパソコンにファイヤウォールを導入するには下記のような方法があります、

  • ハードウエアによる方法
  • ソフトウエアによる方法
  • OS(基本ソフト)標準のファイヤウォール機能を利用する方法

▽ハードウエアによる方法

お客さまのパソコンとは別に専用の通信機器を準備する必要があります。ほとんどのブロードバンドルーターにこの機能が搭載されていますので、これを利用するという方法もあります

▽ソフトウエアによる方法

お客さまのパソコンにソフトウエアファイヤウォール(パーソナルファイヤウォール)をインストールする必要があります。最近では、ウイルス対策ソフトとソフトウエアファイヤウォールが同梱された製品も販売されています。

▽OS(基本ソフト)標準のファイヤウォール機能を利用する方法

Windows XP には標準でファイヤウォール機能がございますので、これをご利用ください。

ファイヤウォールが攻撃から守るのは、あらかじめ設定されている特定の攻撃だけです。 例えば、お客さまがパソコンを操作して不正なプログラムがパソコンに組み込まれたり、情報を盗まれるような操作を行った場合などについては、ファイヤウォールで防ぐことはできません。

ファイヤウォールを導入すると同時に、ウイルス対策ソフトの導入やブラウザの適切な設定が必要です。 また、ファイヤウォールを導入するとネットワークゲームや特定のホームページの利用に影響が出るなど、通信障害の恐れがあります。導入にあたっては十分ご検討ください。

■関連ホームページ